今年も横浜限定プログラム!フレンチ・ショート特集!
フランス映画祭2009で上映された「フランス短編特集」を再上映!
今年は、フランスで活躍する男優、女優が初監督した作品や、歌手のバンジャミン・ビオレー主演作品、また、人気俳優ジュリアン・ボアスリエがナレーションを務める傑作アニメーションなど盛りだくさん!
このプログラムの上映スケジュール |
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成績が悪く、学校から落第を言い渡された13歳のイブラヒム。しかし父親にそのことを言い出せず、卒業できたと嘘をついてしまう…。
ちょっとした嘘が取り返しのつかない事態に発展して起こる悲喜劇を、パリ在住のアラブ人親子に焦点を当てて描いたホーム・ドラマ。 2008年度クレルモンフェラン国際短編映画祭観客賞受賞。
Samir Guesmi
1967年パリ生まれ。俳優として映画や舞台、テレビドラマで活躍し、最近ではアルノー・デプレシャン監督『クリスマス・ストーリー』(2007)などに出演。本作で監督デビューを果たす。
まさに一目惚れだった。それは子供たちと一緒に誕生会でお菓子を食べているときのこと。ケーキ、略奪者、ヒステリックな姉妹、家にやってきた義理の兄弟……。
一目惚れの瞬間の後に起きるだろう様々な出来事が、次々と明らかになる。とあるアパートで生まれた恋の顛末を、少しひねったシチュエーションで描くコメディ。
Katia Lewkowicz
女優として『ニーナの家』(2005)、『手を貸して』(2006)などの映画やテレビドラマで活躍する。撮影で培った経験を生かし本作で監督デビュー。
田舎からパリに越してきたブノワは、友人作りのために新居祝いのパーティーを開く。宴が終わり居間に戻ると、なぜか三人の男女が帰るそぶりも見せずにくつろいだ様子でなにやら話し込んでいて…。
孤独な都会生活者に訪れるちょっと不思議な出会いを、ユーモアあふれるコメディ・タッチで描いた人生劇。
Gautier About
ニューヨーク大学で映画史を専攻し、帰仏後は演技の勉強に没頭。テレビ、舞台、映画で俳優として活躍する一方、2004年に初の短編『サッチェル文書』を監督。現在は長編を準備中。
30年前に消えた女性コラリの面影を追うコンフォルム氏。彼の経営する印刷屋に勤めるヴィルジニーは、街路の壁に人探しの広告を出すことにするが…。
仏ロック界の重鎮フィリップ・ポワリエが楽曲提供で参加した、虚実の入り交じるチャーミングなミュージカル・ファンタジー。2008年カンヌ国際映画祭批評家週間出品。
Nicolas Engel
香港、ロンドンで幼少期を過ごし、コメディ・ミュージカルに傾倒。2005年に短編ミュージカルを監督し、デビュー。続く本作でも歌ものフィクションという形式にこだわりを見せる。
フランスのある若い左翼女性の物語。
彼女は選挙で左翼政党が敗退したことを知って激しく動揺し、怒り、泣きくれる。その翌日、彼女は子供の生活のために立ち上がる…。
フィリップ・ガレル監督を彷彿とさせる端正なモノクロームの画面が、新人離れしたセンスを伺わせる。2008年ビルバオ映画祭グランプリ受賞作。
Caroline Deruas
1978年生まれ。幼いころから映画への情熱を抱き、フィリップ・ガレル監督のもとで助監督をつとめる。また、『恋人たちの失われた革命』(2005)では女優としてレア役を演じている。
巨大隕石がアンリの頭上に落ちてきた。それ以来、彼は自分の体からちょうど91センチずれたところに存在するようになる。ドアを開けたり、座ったり、電話をとったりするときも、彼は91センチ離れたところからそうした動作をしなければならないのだ…。
TVCMなどで活躍する新鋭アニメーターによるシュール・コメディ。
Jérémy Clapin
ロンドンの美術学校を卒業後、イラストレーターとしてリベラシオン紙などで働く。2004年に短編アニメを発表し高い評価を得る。現在はコマーシャル・アニメの分野で活躍。