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Short Shorts Film Festival & Asia 2010

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映画祭レポート詳細/ブリリアショートショートシアター

 

2010.06.15

6/15(火)TRAVEL-B 12:50~ Q&Aに5名の監督が登壇!

 

『うつぐみの色 』は竹富島が舞台の作品で“うつぐみ”とは島にしかない言葉、
意味は共同体の中で助け合って生きていく精神を表すもので、
この精神を竹富の子供たちは小さい頃から学んでいくそうです。
撮影は一週間だったらしいのですが、春になると東京の田野監督のもとに 2リットルのペットボトル3本もの“もずく”が竹富島から送られてくるとか。 島にお礼の電話をすると「いつ帰ってくるの?」と温かい言葉をかけてくれるそうです。
そんな島の魅力を伝える監督は是非、みなさんも竹富島を訪れてみては? とメッセージを残していました。

 

『おらえさけ』は永澤監督の学生時代の作品だそうで 子供にも最後まで飽きずに見てもらいたいという気持ちを大切に制作したというアニメーション作品。

本作に登場する全てのキャラクターのアフレコはすべて監督自身が一人で録音されたそうです。

秋田は時間がゆったり流れ、景色もいいし、ご飯もおいしい、と永澤監督も秋田の魅力を伝えていました。

 

『ハーネス』は盲導犬の物語。撮影場所は静岡の富士宮市。 制作のための取材を重ねる過程で、盲導犬のシステムは寄付とボランティアによってなりたっていることを 知ったそうです。

一人前の盲導犬になるために、まず家族に預けられるのですが、 その過程で犬が人間に対し信頼を抱くようになるのです。

しかし、一人前となれば自分の仕事を果たしに新たなパートナーのもとへ巣立ち、家族と別れなければなりません。

岡田監督はの別れの中にある、暖かい気持ちを描きたいと思い制作されたそうです。

 

『海の見える場所』は広島県の三好が舞台。
「霧の海」というのは秋から春にかけて山から見える現象。 監督の実のおばあさまに出演してもらっており、最初は映画だということを内緒にしていたのだが、 おばあさんも途中で気付き、最後ノリノリで服を変えさせてくれというオーダーもあったそう(笑)

 

『井の中の蛙』は稚内から沖縄までの道のりを描いた作品

。動画とは1秒に24コマの静止画で構成されており、 絵本をめくるように楽しんでもらいたかったとのこと。
落合監督はLAを拠点に活動する監督で現在長編を制作されているとのこと、 『井の中の蛙』はその過程の中で作られたショートフィルムです。
ご自身が出演されているのですが、実際の旅の様子をまじえ軽快なトークで観客を魅了されていました。
長編も楽しみですね。

 

今日の旅シヨーット部門では、 実際に撮影した監督のお話ともあいまって、 いわゆる“観光地”としてだけではない、色んな日本各地の魅力がより伝わってきました。 旅シヨーット!部門は来年も実施予定。

 

あなたが思う旅や地域の魅力を伝える作品を当映画祭はお待ちしています。

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