SHORT SHORTS FILM FESTIVAL & ASIA 2019 Autumn Festival

雨上がりの土曜日、秋の映画祭は３日目を迎えました。本日19日は、4つの上映プログラムとTALK SEMINAR「濱口竜介監督が描き出す「生きた」映画の住人」を実施。毎回たくさんの方にショートフィルムをご覧いただきました。

15:00から開催したTALK SEMINARでは、映画監督・濱口竜介さんが、映画に関心を持った経緯や、ご自身の制作スタイルについて、映画を志す制作者向けに語りました。
イベント内では濱口監督の短編作品『明日のキス』『天国はまだ遠い』を上映。ロカルノ国際映画祭に入選した5時間を超える作品『ハッピーアワー』の後に制作された30分強の作品『天国はまだ遠い』は、『ハッピーアワー』のクラウドファンディングに出資してくれた方々向けのリターンとして制作されたとのこと。『ハッピーアワー』で試みた「本読み」という演出スタイルをプロの役者にも適用できるか実験したそうです。
長編と短編をほぼ交互に制作されている監督。「ショートフィルムは、これまでやってきたことの確認と、次のやりたいことへのチャレンジ」と、ショートフィルムの意義について語られました。
※イベントの主催レポートは後日オフィシャルサイトにアップいたします。

19:00から上映した「受賞プログラム3 〜輝く女性映画人特集〜」では、舞台挨拶に『ヒゲとレインコート』主演の女優・芋生悠さんが登壇。八幡貴美監督とともに制作現場の裏話を紹介。フェチズムがテーマの本作に絡め、フェチについて質問された芋生さんは、その人の人生が見える「背中」に興味があると語りました。

芋生悠さん

秋の映画祭は明日20日(日)が最終日。各回当日券をご用意して皆様のご来場をお待ちしております♪
スケジュールはスケジュールページにてご確認ください。また、Twitterでも会場の模様をお届けしています。

（映画祭スタッフ・大竹）