米国アカデミー賞公認、アジア最大級の国際短編映画祭ショートショートフィルムフェスティバル & アジア 2021(以下、SSFF & ASIA)は、ブランデッドムービー(企業や広告会社が制作したブランディングを目的としたショートフィルム)の祭典「BRANDED SHORTS 2021」を6月16日(水)に開催。第一部では、本年よりBRANDED SHORTS の新たなパートナーとなったデロイト デジタル(Deloitte Digital)と共に、新プロジェクト「Deloitte Digital Awards」について発表しました。また、特別ゲストにプロサッカークラブFC今治を運営する株式会社今治.夢スポーツの代表取締役会長で、元サッカー日本代表監督の岡田武史さんと、ハローキティを迎え、デトロイトデジタル、株式会社今治.夢スポーツ、株式会社サンリオが共同で、小学生向けのSDGs理解促進のために制作した、ハローキティ主演のショートフィルムを初お披露目しました。
さらに、世界の企業や団体500本以上の応募作品の中から最も優れたブランデッドムービーを表彰する「Branded Shorts of the Year」、BRANDED SHORTS 2021のテーマでもあり、今年から新設されたヒューマンリソースに特化した「HR BRANDED SHORTS」、地方のブランディング動画「第10回観光映像大賞 観光庁長官賞」についても発表。第二部では、「Branded Shorts of the Year」の作品上映および、要潤さん、高崎卓馬さん、木村健太郎さん、 篠原誠さん、森谷雄さん、山戸結希監督ら、広告・映画など業界の垣根を越えて集まった審査員によるトークセッションを開催しました。
テーマは「“デジタル”と“人間らしさ”の融合」 デロイトデジタルアワードの設立を発表!
オープニングトークでは 、日鉄興和不動産株式会社 代表取締役社長 今泉 泰彦氏と映画祭代表の別所哲也が登壇。SDGsやCSRの考え方が求められる社会背景を受け、今泉社長より「“ショートフィルムは心の栄養を届けるサプリメント”という別所さんの言葉に感銘を受け、忙しい日々のなかでひと時の安らぎを提供できるイベントの開催を実施いたします。今後も企業と社会をクリエイティブな視点で繋げられるような取り組みを赤坂から発信していきます。」と本アワードを赤坂で開催する意義を語りました。
SSFF & ASIA 2021より新たにデジタルイノベーションパートナーとして参加するデロイト デジタルとの新プロジェクト「Deloitte Digital Awards」について、デロイト トーマツ コンサルティング合同会社代表執行役社長 佐瀬真人氏は「経済的価値から社会的価値に企業評価が変化しているなか、業績以外の成果も示していくことが企業に求められています。今回のアワードを通して、ブランデッドムービーの可能性を広めていき、新しい価値を作り、クリエイターを繋いでいきたい」と本アワードへの期待を語り、「Purpose、New、Design、Human Experience、Engagementの5つを審査の指標を掲げ、コンセプト、取り組み、映像などが”New”であり、新しい価値観を提案していることや、映像を通して心動かす表現であることを期待しています。」と、今後の展開に向けて語りました。
キティちゃんが小学校のSDGs教材に!SDGsを考えるショートムービーを初お披露目!
デロイトデジタルでは、デジタルを駆使した価値創造を主要テーマに次世代人材育成を掲げており、その活動の一環でプロサッカークラブFC今治を運営する株式会社今治.夢スポーツと株式会社サンリオと共同で、小学生向けのSDGs理解促進のための動画コンテンツプロジェクトを設立。今回、今治.夢スポーツが地元今治市の小学校へ配布した環境教育冊子『わたし、地球』を、小学生向けのSDGs教材として使用することを目的に、ハローキティ主演でショートムービー化したことを発表しました。特別ゲストとして登壇した株式会社今治.夢スポーツ代表取締役 会長 岡田武史氏は「倉本聰さんの自然塾に参加した際に感銘を受け、今治でも環境活動を進めています。今回デロイト トーマツとサンリオの皆さまには活動に共鳴いただき、共に活動を広めていきたいという思いから、おじさんのような僕の活動の成果である『わたし、地球』を、可愛らしいキティちゃんでショートムービー化してもらい嬉しく感じてます!」と、本プロジェクトや、絵本や環境教育への想いを語りました。
本日初披露となる『わたし、地球』の主演を務め、動画でも着用していたSDGsカラーの衣装で登場したハローキティは、「SDGsを達成することは、みんなが笑顔でなかよく「ハロー!」と言い合って暮らせる世界が続くことにつながると思っています。今回、『わたし、地球』への出演を通じ、わたしたちが生まれてから今までのほんの短い間に、もっとずっと昔に生まれた地球のことを、ずいぶん変えてしまっていることに気付き、わたしたちの未来のためにどうすればいいか改めて考えたと同時に、ひとりでも多くの方の「未来のためにどうすればいいか」考えるきっかけになり、思いやりのあふれる世界になると嬉しいです。」とSDGs実現に向けた熱く思いを伝えました。ハローキティが主演を務めた『わたし、地球』の本編は、本日6月16日17時よりデロイトのYouTubeチャンネルにて期間限定で配信され、その後は教材として活用される予定です。
デロイト デジタル、株式会社今治.夢スポーツ、株式会社サンリオ共同プロジェクト
小学生向けSDGs理解促進 ショートムービー 『わたし、地球』
出演:ハローキティ
公開日:2021年6月16日17:00より、以下YouTubeチャンネルにて配信スタート
Deloitte Japan YouTubeチャンネル:
https://www.youtube.com/watch?v=wJXEPC4O6Vs
要潤さんから絶賛!「一歩踏み出したくなる!」
「Branded Shorts of the Year」はVOLVOの『The Parents』とユニクロの『服の旅先』が受賞
BRANDED SHORTS 2021授賞式では、インターナショナルカテゴリーをVOLVOの『The Parents』、ナショナルカテゴリ―をユニクロの『服の旅先』が受賞。審査員長の高崎卓馬さん(株式会社電通 クリエーティブ ディレクター/CMプランナー)は「『The Parents』は、車は生活の一部であるというメッセージにフォーカスした映像に同社の映像制作の理由や強い思いが感じられました。ナショナルカテゴリーで受賞したユニクロの『服の旅先』は、服を買うだけではなく買ったその先のことや持続可能性に焦点を当てている企業の想いが強く感じられました。全体の作品を通して、何故これを作っているのかという企業の態度が見られる作品が多かったことが今年の印象に残っています。」とコメントしました。
第二部で行われたトークセッションでは、俳優の要潤さんも登壇!要さんは「受賞作は見終わった後、行動に一歩踏み出したくなる作品でした。コロナ禍で人と人との距離ができたが、1回リセットされたような気がしています。来年はもう1回考え直したり、生まれ直したりする“再生”がテーマで、もう一度頑張りたくなるようなブランデッドムービーが登場してほしいですね。」と、今回審査員として評価した感想と来年への期待を述べました。
新設のヒューマンリソースに特化した「Branded Shorts HRアワード」、観光映像大賞も発表!
今年から新設された、ヒューマンリソースに特化したブランデッドムービーに授与される「HR BRANDED SHORTS」では、田辺三菱製薬株式会社、戸田建設株式会社が受賞。受賞した2作品について別所は「二作品ともに企業が持つアイデンティティがシネマとして、物語として表現され見事なブランデッドムービーで本当に素晴らしかったです。田辺三菱製薬さんのHRムービーは企画力が素晴らしく、コロナ禍での仕事の仕方、働く場所の選び方など、笑いありのエンターテインメントを織り交ぜながら表現され、心が動きました。戸田建設さんのムービーは、建設現場を舞台にミュージックビデオという方法で人気アーティストを起用し、90万以上の動画再生数を記録している話題の動画でもあります。 「Build the Culture.」をテーマに様々な発想が融合した素晴らしい作品でした。」と賛辞を送りました。
ご当地の優れたブランディング動画を表彰する「第10回観光映像大賞 観光庁長官賞」は、ファイナリスト5作品から長崎県南島原市の『突撃!南島原情報局【神回】』が受賞。長崎県 南島原市 松本政博市長は「大賞受賞という最高のプレゼントを誠にありがとうございます!動画を最初に見た時、今後の自治体PRムービーを変えていく作品だとおもいました。コロナ収束後は是非南島原市に来てください。そうめんが美味しいですよー!」とそうめんを抱えて喜びのコメントを伝えました。