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【環境の日に、ショートフィルムで考える地球の未来】 地球を救え!環境大臣賞はノルウェーの『ペントハウス』 J-WAVEアワードはキルギスタンの『未来への贈り物』が受賞
2022.06.05
米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭、ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(略称:SSFF & ASIA)は、全コンペティション入選作品の中から最も環境問題に対するメッセージ性の高い作品に贈られる地球を救え!環境大臣賞および、J-WAVEリスナー審査員により、環境問題に対するメッセージ性の高い作品に贈られるJ-WAVEアワードの受賞作品を
本日・6月5日(日)、環境の日に発表します。
地球を救え!環境大臣賞には、ノルウェーの作品で、浸水により住めなくなった世界で暮らす2人の人間性をスリリングに描いた『ペントハウス』(監督:Vegard Dahle & Line Klungseth Johansen)が、地球を救え!J-WAVEアワードには、キルギスタンの作品で、1分という短さながら、はっと息をのむ展開で視聴者の心をつかむ『未来への贈り物』(監督:Shamir Raiapov)が選ばれました。https://shortshorts.org/2022/awards/ 両作品は映画祭オンライン会場より作品を配信開始しています。
SSFF & ASIAでは、地球温暖化防止のための国民運動「チャレンジ25キャンペーン」と連携し2008年に映画祭に「ストップ!
温暖化部門」を設立。2013年からは「地球を救え!部門」として生まれ変わり、温暖化だけでなくより広く環境に関する作品を紹介してきました。2020年からは、環境問題から更に多様化する地球全体のイシューを発信することを目的に、「地球を救え!」の各アワード授与へと展開しています。
本アワードのショートフィルムに描かれるドラマによって、地球が現在瀕している状況への気づきや、未来への思いに共感するきっかけを創出できたらと考えます。
地球を救え!環境大臣賞およびJ-WAVEアワード受賞作品
『ペントハウス』(Penthouse)
監督:Vegard Dahle & Line Klungseth Johansen/
19:37 / ノルウェー / ドラマ / 2022
浸水により住めなくなった世界から人々は避難した。ジョンと心配性の彼氏、ベンジャミンを除いては…。ベンジャミンが避難するためにラジオを見つけると、ジョンの自力で生きるユートピア的な夢が崩れていく。ジョンは何とかベンジャミンと一緒にいようと、自滅的な計画に乗り出す。
受賞理由:プロダクション性が高くドラマ性もあり、フィクションとして楽しめる作品ながらも、観客に現実世界で起きている問題へ目を向けさせる力がある作品であった。
『ペントハウス』監督:Vegard Dahle
& Line Klungseth Johansen
VEGARD DAHLE:
オーストラリア、メルボルンのディーキン大学で映画とデジタルメディアを学ぶ。
2019年に持続可能な生活をテーマにした短編ドキュメンタリー作品”Off The Grid”を制作。映像制作会社Spætt Film所属の映画監督。
LINE KLUNGSETH JOHANSEN:
映像制作会社Helmet Films & Visual Effects所属のディレクター/プロデューサー。映画制作分野の修士号を持つ。制作に関わった短編作品やミュージックビデオの多くが各地の映画祭などで上映されている。
【受賞コメント】制作チーム一同この受賞を大変喜んでいます。急速に進む気候変動、誰もがきっとこの問題解決に貢献したいと、リサイクルなどを心がけていると思います。でもそれだけでは不十分なのです。地球を救うためには、生き方自体を変えるべきだと考えています。本作品のストーリーは私たちに自らの過ちを教えてくれます。この作品を通して、何かしら自身に重ね合わせていただけることを願っています。
『未来への贈り物』(Present for Future)
監督:Shamir Raiapov /1:00 / キルギスタン / ドラマ / 2021
アマンダが森を行く。小川のせせらぎを聴き、全身で自然を感じながら。ウサギを見つけ、捕まえようとすると突然。。
受賞理由:J-WAVEリスナー審査員100名が、プロダクション性、メッセージ性、オリジナル性、ストーリー性の各視点で審査・評価。
『未来への贈り物』監督:Shamir Raiapov
Shamir Raiapovはキルギス出身の受賞歴のあるフィルムメーカー。
ビシュケクを拠点とする制作スタジオJomokchu Productionの共同創立者。テクノロジーとアートを融合させ、革新的な方法で物語を語ることに情熱を燃やしている。
【受賞コメント】J-WAVE アワードの受賞は非常に光栄です。この作品を制作したのは、私たち一人ひとりが、国籍や性別、人種に関係なく、手遅れになる前に地球環境をなんとかしなければと思い、この作品を制作しました。