Jury
審査員紹介
SSFF & ASIA 2022各アワードを選考する審査員の方々をご紹介します。
※インターナショナル部門、アジア インターナショナル部門、ジャパン部門は、「オフィシャルコンペティション supported by Sony」としてソニーグループ株式会社にサポート頂いています。
インターナショナル部門 審査員
International Competition Jury
奈良橋陽子
ディレクター、キャスティング・ディレクター、作詞家
奈良橋陽子が演出した舞台・ミュージカル作品の代表的な作品では「ヘアー」、「マジック・モンキー」、「The Winds of God」等がある。「The Winds …」は米国アクターズスタジオ及び国連本部で招待上演された他、オーストラリア、ニュージーランドでも上演。また初監督した長編映画「Winds of God」も1995年に公開、同作品で奈良橋は日本映画批評家大賞を受賞。2013年にはトミー・リー・ジョーンズ主演「終戦のエンペラー」を製作。
1986年より海外映画作品のキャスティング・ディレクターとしても活躍、「ラストサムライ(2003)」ではアソシエート・プロデューサーも兼務。以降も「SAYURI」、「バベル」「ウルヴァリン:SAMURAI」、A・ジョリー監督作品「Unbroken (2014)」等のキャスティングを担当。2019年に公開のNetFlix作品「義理/恥」ではキャスティング部門でBAFTAでノミネート、 RTS Craft & Design Award で受賞している。
玄理
俳優
1986年、東京生まれ。中学校時代にイギリスに短期留学。大学在学中、留学先の韓国の大学で演技を専攻。日本語、英語、韓国語のトライリンガル。2014年、映画「水の声を聞く」に主演し、第29回高崎映画祭最優秀新進女優賞などを受賞。17年にソウル国際ドラマアワードにてアジアスタープライズを受賞。近年の出演作に映画「スパイの妻」、「偶然と想像」、ドラマ「PACHINKO」「君と世界が終わる日に」などがある。ラジオ番組「ACROSS THE SKY」(J-WAVE)でナビゲーターを務めている。
ユン・ジェホ
監督
韓国・釜山出身。フランス、ナンシーのエコール・デ・ボザール、パリのアール・デコ、ル・フレノワで、美術、写真、映画を学ぶ。2011年短編「約束」が、アシアナ国際 短編映画祭で大賞を受賞。長編ドキュメンタリー『マダム・ベー ある脱北ブローカーの告白』(16)はモスクワ映画祭とチューリッヒ映画祭で最優秀ドキュメンタリー賞を受賞し、カンヌ国際映画祭ACID部門に正式出品された。短編映画『Hitchhiker』(16)は、カンヌ国際映画祭の監督週間に正式出品、初長編作品『Beautiful Days』(18)は釜山国際映画祭のオープニング作品に選出された。 自身二本目となる長編作品『ファイター、北からの挑戦者』(20)は2021年ベルリン国際映画祭正式出品作品、第25回釜山国際映画祭主演女優賞・NETPAC賞をW受賞。
アジア インターナショナル部門&ノンフィクション部門 審査員
Asia International Competition & Non-Fiction Competition Jury
樋口真嗣
映画監督・特技監督
1965年9月22日生まれ。1984年「ゴジラ」にて映画界入り。1995年『ガメラ 大怪獣空中決戦』で特技監督を務め、日本アカデミー賞特別賞を受賞。2007~09年『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズ第1弾「序」と第2弾「破」では、絵コンテやイメージボードなどを担当。2012 年「のぼうの城」で「日本アカデミー賞優秀監督賞」を受賞。2016 年監督と特技監督を務める「シン・ゴジラ」で日本アカデミー賞最優秀作品賞、最優秀監督賞を受賞2017年 NHK 大河ファンタジー「精霊の守り人 最終章」で演出に参加。2022年、のん監督作「Ribbon」の特技監督を務め、同作の応援PV 『映画と生きる 映画に生きる』を製作。5月には監督作「シン・ウルトラマン」が公開。
パスカル・フォール
短編・長編映画コンサルタント
フランスを代表するショートフィルムのスペシャリスト。30年にわたり芸術と映画制作に深く携わってきた。
2001年から2020年までCanal+のショートプログラムとクリエイティブプログラムのユニットを率いる。年間約100本の短編映画を上映してきたほか、オリジナル短編映画「La Collection」を制作。1991年から1999年までchannel+の映像雑誌「L’oeil du cyclone」、2010年から2017年までネットの創作雑誌「l’œil de links」の芸術共同ディレクターを務める。また、クロード・デューティの長編映画「Filles perdu cheveux gras」(2001年ドーヴィルのミシェル・ドルナノ賞、最優秀初脚本賞)の共同脚本家でもある。
2020年、自身の会社L’œil en plusを設立。現在、短編・長編映画のシネマコンサルタント、映画プラットフォームや文化イベントのフィルムプログラマーとして活躍中。
渡辺真起子
俳優
1968年9月14日生まれ。東京都出身。モデルとして活動の後、森田芳光が製作総指揮を務めた『バカヤロー ! 私、怒ってます』(88) にて俳優デビュー。以後、映画・舞台・TV・CMなど幅広く活躍。『浅田家!』(20/中野量太監督)、『37セカンズ』(20/HIKARI監督)第33回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞助演女優賞を受賞。自身も東京国際映画祭、SKIP シティ国際 D シネマ映画祭など国内外問わず多くの映画祭で 審査員を務める。主な出演作に『殯の森』(07/河瀨直美監督 )、『愛のむきだし』(09/ 園子温監督 )、『きみの鳥はうたえる』(18/三宅唱監督 )、『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』(18/前田哲監督)、など80本以上の映画に出演している。
ジャパン部門 & スマートフォン映画作品部門
supported by Sony’s Xperia 審査員
Japan Competition Best Short Award & Smartphone Film Competition supported by Sony’s Xperia Jury
奥田瑛二
俳優・映画監督
1950年、愛知県生まれ。79年、映画『もっとしなやかにもっとしたたかに』で初主演。86年『海と毒薬』で毎日映画コンクール男優主演賞、 89年『千利休・本覚坊遺文』で日本アカデミー主演男優賞を受賞。94年『棒の哀しみ』ではキネマ旬報、ブルーリボン賞など8つの主演男優賞を受賞する。
また、2001年には映画『少女~ an adolescent 』を初監督。同作はヴェネチア映画祭他多くの映画祭から招待を受け、第17回パリ映画祭、第16回 AFI 映画祭でグランプリを受賞。
以降『るにん』『長い散歩』『風の外側』と作品を送りだし、06年『長い散歩』では第30回モントリオール世界映画祭グランプリ・国際批評家連盟賞・エキュメニック賞の三冠を受賞するなど、監督としても高い評価を得ている。
杉野希妃
俳優/映画監督/プロデューサー
慶應大学在学中にソウルに留学。2005年、韓国映画『まぶしい一日』で俳優デビューし、続けて『絶対の愛』(06)に出演。帰国後『クリアネス』(08)に主演。2008年から映画制作にも乗り出し、プロデュース兼出演作は『歓待』(10)、『おだやかな日常』(12)、『ほとりの朔子』(13)、『愛のまなざしを』(20)ほか多数。『マンガ肉と僕』(14)で監督デビューし、監督第2作 『欲動』(14)が釡山国際映画祭Asia Star Awardsの新人監督賞を受賞。監督主演作『雪女』(16)がケソン国際映画祭審査員賞を受賞。俳優、監督、プロデューサーとしてアジアやヨーロッパの映画人とタッグを組むなど、あらゆる枠を超えた活動を続けている。
ハッサン・ファジリ
映画監督
ハッサン・ファジリは、演劇、ドキュメンタリー、短編映画、複数の人気テレビシリーズを展開し、数々の賞を受賞しているアーティストである。彼の最新ドキュメンタリー映画「ミッドナイト・トラベラー」は、2019年のサンダンス映画祭でプレミア上映され、審査員特別賞を受賞した他、ベルリン国際映画祭、シェフィールド国際映画祭、HotDocs、IDFA、エミー賞、山形国際映画祭など、100以上の映画祭で上映され、30以上の賞を獲得した。
彼の作品『MR. FAZILI’S WIFE』と『LIFE AGAIN!』は、アフガニスタンにおける女性、子ども、障害者の権利の問題を追及し、多くの国際映画祭で上映され、賞を獲得した。また、国営テレビで放映されたドキュメンタリー『PEACE IN AFGHANISTAN』では、タリバンの司令官ムラー・タージャンが武器を捨て、平和的な市民生活を送る姿を描いた。現在、ドイツに在住し、いくつかのドキュメンタリーのコンサルタントを務めるほか、映画制作を教える傍ら、長編映画の脚本を練っている。
アニメーション部門 審査員
Animation Competition Jury
筧昌也
ディレクター・脚本家
日大芸術学部映画学科映像コース卒業。『美女缶』が数多くの映画祭で受賞。2004年に劇場公開され、監督デビュー。翌年『世にも奇妙な物語』で妻夫木聡を主演に迎えセルフリメイク。03年から10年に渡り制作されたシリーズ『ロス:タイム:ライフ』(原案も)は短編、フジテレビによる連続ドラマ、配信ドラマ版、舞台まで多くのメディアで作品化。2016年には韓国でもリメイクされる。劇場公開作に映画『Sweet Rain 死神の精度』『トラさん~僕が猫になったワケ~』(北山宏光、多部未華子)がある。その他、CX「素敵な選TAXI」シリーズ(バカリズム脚本、竹野内豊主演)、特撮ドラマ「仮面ライダーゼロワン」(2019年~)ではサブライターとして脚本で参画。一部エピソードでは監督も兼務した。
真瀬樹里
女優
千葉真一を父に、野際陽子を母に持つ真瀬樹里は、 1994年に映画デビューし、数々のテレビドラマ、映画、舞台などで活躍。
2004年には、クエンティン・タランティーノ監督の映画『キル・ビルVOL.1』に出演。殺陣指導も行うなど映画のアクションシーンに貢献。 2007年の大河ドラマ『風林火山』では、真田家の忍びを好演し、数多いる日本の女優とは一線を画す殺陣の技術を絶賛される。
2017年10月にスタートした、テレビ朝日帯ドラマ劇場『トットちゃん!』では、母である野際陽子さん役として出演したことが話題に。 現在は、YouTubeチャンネルを開設し、自身がディレクションした殺陣・アクションムービーを公開中。自身の殺陣教室も開催している。
杉山知之
デジタルハリウッド大学 学長・工学博士
日本大学大学院理工学研究科修了後、同大学助手となり、コンピューターシミュレーションによる建築音響設計を手がける。87年渡米、MITメディア・ラボ客員研究員、国際メディア研究財団・主任研究員、日本大学短期大学専任講師を経て、94年デジタルハリウッドを設立。2004年大学院、2005年大学を設立し、現在デジタルハリウッド大学・学長。 著書は「クール・ジャパン 世界が買いたがる日本」(祥伝社)、『デジタル・ストリーム ―未来のリ・デザイニング』新装版(電子書籍/デジタルハリウッド・パブリッシャーズ)※2022年3月発刊 ほか。
BRANDED SHORTS 審査員
BRANDED SHORTS Jury
審査員長 木村健太郎
博報堂 執行役員・博報堂ケトル エグゼクティブ クリエイティブディレクター
学生時代にバックパッカーとして世界一周したことを通じて「価値観の国境線を超えると世界が広がる」ことを覚える。その勢いで博報堂に入社し、ストラテジーからクリエイティブ、デジタル、PRと職種の越境を繰り返し、2006年に「手口ニュートラル」をコンセプトに博報堂ケトルを設立。数々のイノベーティブな統合キャンペーンを沸騰させてきた。2017年からは、博報堂本体のクリエイティブとグローバルネットワークを強化する役職を兼任。コロナ前は年に100日ほど海外を飛び回っていた。これまでに、10のグランプリを含む150を超える国内外の広告賞を受賞し、25回を超える国際広告賞の審査員を務める。2021年はロンドン国際広告賞のフィルム部門審査委員長、2022年はアドフェストブランデッドエンタテイメント部門審査委員長。共著に「ブレイクスルー ひらめきはロジックから生まれる」。いまハマっているのは料理とゴルフとピアノとヨガ。
太田光代
株式会社タイタン 代表取締役社長
1964年、東京都生まれ。高校卒業後、雑誌モデルなどを経てタレントに。
90年、同じプロダクションに所属していた「爆笑問題」の太田光と結婚。
翌91年、芸能プロダクション「タイタン」を設立する。
現在は社長として数多くのタレント、構成作家、社員を抱え多忙な日々を送る傍ら、「タイタンの学校」理事長も務める。
著書に『私が「にんぎょひめ」だったころ』(集英社インターナショナル)、『奥さまは社長』(文春文庫)、『女子社長の優雅で過激な毎日』(大和書房)、『独走』(キノブックス)などがある。
長田麻衣
株式会社SHIBUYA109エンタテイメント
マーケティング戦略事業部 ソリューション戦略部リーダーSHIBUYA109 lab.所長
総合マーケティング会社にて、主に化粧品・食品・玩具メーカーの商品開発・ブランディング・ターゲット設定のための調査やPR サポートを経て、2017年に株式会社SHIBUYA109 エンタテイメントに入社。SHIBUYA109 マーケティング担当としてマーケティング部の立ち上げを行い、2018 年5月に若者研究機関「SHIBUYA109 lab.」を設立。現在は毎月200人のaround 20(15歳~24 歳の男女)と接する毎日を過ごしている。繊研新聞連載「SHIBUYA109 lab.所長の#これ知ってないとやばみ」、宣伝会議等でのセミナー登壇・TBS『ひるおび!』コメンテーター・その他メディア寄稿・掲載多数
高崎卓馬
株式会社電通 クリエイティブ・ディレクター
1969年福岡県生まれ
電通グループ グロースオフィサー
2010年、2013年、2度のクリエイター・オブ・ザ・イヤーなど国内外の受賞多数。
映画ドラマの脚本や、小説など幅広く活動。
著書に小説「オートリバース」 「はるかかけら」 「表現の技術」 絵本「まっくろ(講談社)などがある。
J-WAVEでは毎週金曜深夜「BITS&BOBS TOKYO」MCを担当。
たちばな やすひと
ドラマプロデューサー
プロデュース会社「Nemeton」代表。2001年東京大学卒業後、有線ブロードネットワークス(現USEN)に入社。その後ドリマックス・テレビジョン(現TBSスパークル)を経て2018年にNemeton設立。主なプロデュース作品は、Netflix『全裸監督』、『オー・マイ・ジャンプ!~少年ジャンプが地球を救う~』(テレビ東京)、『マリオ〜AIのゆくえ〜』(NHK)、『ふたつのスピカ』(NHK)他。
藤井道人
映画監督・脚本家
1986 年生まれ。日本大学芸術学部映画学科卒業。大学卒業後、2010 年に映像集団「BABEL LABEL」を設立。
伊坂幸太郎原作『オー!ファーザー』(2014年)で商業作品デビュー。
第43回日本アカデミー賞では映画『新聞記者』が最優秀作品賞含む6部門受賞、他にも多数映画賞を受賞する。
『青の帰り道』(18年)、『デイアンドナイト』(19年)、『宇宙でいちばんあかるい屋根』(20年)、 『ヤクザと家族 The Family』(21年)、など精力的に作品を発表しており、本年(22年)は映画『余命10年』が公開。
今最も動向が注目されている映画監督の1人である。
ゆりやんレトリィバァ
コメディアン
奈良県生まれ。コメディアン。
得意の英語を生かしたネタや、人物の特徴をつかんだモノマネが得意。
「女芸人No.1決定戦 THE W」や「R-1グランプリ」で優勝。
名実ともに日本一面白い芸人として、バラエティ番組を中心に活動。
近年ではCM、俳優、声優など、活躍の場を広げている。
代表作にNHK「ベビーシッター・ギン!」、TBS「ドラゴン桜」、TBS「持続可能な恋ですか?〜父と娘の結婚行進曲〜」
などがある。