ndjc:若手映画作家育成プロジェクト SSFF推薦の藤井監督作品上映へ!
日本映画振興施策の一環として文化庁よりVIPOが委託を受け2006年度よりスタートしたプロジェクト。優れた若手映画作家を対象に、本格的な映像製作技術と作家性を磨くために必要な知識や技術を継承するための製作実施研修を実施。次代を担う長編映画監督の発掘と育成を目指しています。2006年度の8作家、2007~2013年度の各5作家に続き、2015年度もプロジェクト参加者の中から4作家が、最終課題である短編映画の制作を行い作品を完成させました。
『罪とバス』
ストーリー
中古車販売店を営み、自由気ままに暮らす豊田ゴローの元に、妻に家を追い出された弟のヨシオが転がり込んできた。ある日、停学処分を受けた女子高生のちひろと母親の尚美に遭遇するゴロー。尚美から失踪した彼氏の鈴木を探してほしいと頼まれ、ゴローとヨシオは鈴木が働いていた解体屋の社長・川崎を訪ねるが…。人生はそう上手くはいかない。それでも、人生を前向きに受け入れようとする人たちの苦くて、優しい、ちょっぴり切ない物語。
藤井 悠輔
1980年京都府生まれ。大阪芸術大学映像学科卒業後、劇場用映画の制作に携わり、現在はCM制作会社に勤務する。その傍ら自主映画を制作し、「COIN LAUNDRY」(2013)、「はちきれそうだ」(2014)が、ショートショート フィルムフェスティバル & アジアや福岡インディペンデント映画祭、アシアナ国際短編映画祭、ジャパンフィルムフェスティバルなど国内外の多数の映画祭で上映される。
東京上映
- 上映日時:3月5日(土)~3月11日(金)連日19:30開映
- 上映劇場:ユーロスペース(map)
- 入場料金:一般¥1,200円、学生・シニア¥1,000円 (4本まとめて)
*35mmフィルム上映
*入替制・整理券番号順入場・自由席
*舞台挨拶を予定しています。登壇者など詳細は決定次第ndjcサイト内にてアップいたします。
- 大阪上映
- 上映日時:3月19日(土)~3月25日(金)連日18:30開映
- 上映劇場:シネ・リーブル梅田(map)
- 入場料金:一般¥1,200円、学生・シニア¥1,000円(4本まとめて)
*DCP上映
*全席指定
*舞台挨拶を予定しています。登壇者など詳細は決定次第ndjcサイト内にてアップいたします。
ndjc:若手映画作家育成プロジェクトとは…
国と映画のかかわりあいとして、諸外国では映画振興機関が創設され、映画作家の育成という面でも様々な活動が展開されています。近年、日本映画の復興が伝えられるなか、日本でも文化庁による長編映画監督の育成への取り組みが進められています。
VIPO(映像産業振興機構)は映像産業というくくりで業態を超えて設立され、その特性を生かした育成支援として、2006年度より、文化庁委託事業「ndjc:若手映画作家育成プロジェクト」を企画しています。
このプロジェクトでは、在野の優れた若手映画作家の発掘と育成を行い、本格的な映像制作技術と作家性を磨くために必要な知識や技術を継承するためのワークショップや制作実習を実施すると同時に、新たな才能の発掘を目的とした作品発表の場を提供することで若手映画作家を支援し、日本映画の活性化を目指しています。
本年度の製作実地研修では、シナリオ開発と35mmフィルムによる撮影を必須とした、完成尺25分以上30分以内の短編映画の制作を行います。