多彩な「東京」の魅力を国内外に発信するショートフィルムを全世界から募集するコンペティション部門です。
撮影地が東京である作品だけでなく、「東京」を感じさせる題材や、思い出の「東京」、イマジネーションされた「東京」などの作品を対象としています。
SSFF & ASIA 2019では、世界50の国/地域から集まった280本の応募作品から選ばれた、6本のノミネート作品と特別作品1本を上映しました。
2019年度 Cinematic Tokyo部門 優秀賞
ロブRobu
日本 / 19:00 / サイエンスフィクション / 2018年
父親が遺した漫画シリーズの第二巻を探しに東京まで来た17歳のアメリカ人少年ロブ。彼は東京中を探し回るうちに実は漫画の中の世界が現実で、自分が主人公であることに気づいていく。
監督の受賞コメント
受賞の感想
私たちのチームがSSFF & ASIAに参加できたこと、そして沢山の方に作品をご覧いただけたこと、とても嬉しく思っています。Cinematic Tokyo部門では東京についての素晴らしい作品が多く紹介されていて、そんなプログラムにノミネートしていただいたのは特別なことでした。そして、優秀賞を受賞でき本当に光栄です。今回の経験は、大好きな東京でこれからも撮影を続ける僕たちの背中を押してくれます。
作品のおすすめポイント
本作プロデューサーのグリーン健司と僕(ハッサン海)は母親が日本人、父親がアメリカ人のハーフです。二つの国にまたがるアイデンティティが、本作の物語の背景となっていますし、語り方に大きく影響していると思います。(もう一人のプロデューサーのエリゼ・プライスは100%アメリカ人ですが、日本は大好きとのことです!)
ご自身が影響を受けた作品や監督について
ウォン・カーウァイの『ブエノスアイレス』から大きなインスピレーションを受けました。香港のフィルムメイカーが世界の反対側にあるブエノスアイレスでの物語を描いた作品です。僕に遠い東京での物語を作るモチベーションをもたらしてくれました。
監督 : ハッサン海
ハッサン・海(カイ)はカリフォルニア州の映像制作会社Portal Aのクリエイティブ・ディレクター兼共同創業者。監督作品の総閲覧数は10億回を超え、AdweekのCreative 100にも選ばれた。
ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2019
ノミネート上映作品
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Coin Lunch
日本 / 17:50 / ドラマ / 2018年
日本でサラリーマンをやっているジェフは職場の階級社会に食いついていこうとするが、妻に提示されたお小遣い制度により、彼の負のスパイラルがはじまる。彼にとって大切なものは仕事か、家族か。
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Where is TOKYO?
日本、アメリカ / 14:59 / ドラマ / 2019年
2018年、クリスマスイブ、早朝、羽田空港。ロサンゼルスから到着したばかりのMattに我々は「Where is TOKYO?」と話しかけた。彼は日本人の彼女と空港で待ち合わせの予定だったらしいのだが…
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東京FMTokyo FM
中国 / 24:54 / ドラマ / 2018年
大都会、東京。ここに住んでいる人々にはみんなそれぞれのストーリーがある。そしてそこで出会った北京から来た男と京都から来た女の子が感じた東京の風景とは?
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ロブRobu
日本 / 19:00 / サイエンスフィクション / 2018年
父親が遺した漫画シリーズの第二巻を探しに東京まで来た17歳のアメリカ人少年ロブ。彼は東京中を探し回るうちに実は漫画の中の世界が現実で、自分が主人公であることに気づいていく。
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ロスト・イン・トーキョーLost in Tokyo
日本 / 03:19 / エクスペリメンタル / 2018年
東京という大都会を、鮮やかに、どこかメランコリーに描いた作品。はじめてここに降り立った二人の映像作家が街を彷徨い歩きながら、世界中の人々に向けて魅せる東京。
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クリスタルの蛙Crystal Frog
フランス、日本 / 16:40 / ドラマ / 2018年
ベンジャミンが、ミコに会いに東京の自宅を訪れる。そこで彼は1枚の写真に目を留める。それは40年前にワイナリーで撮られた写真で、ベンジャミンと亡き妻ルイーズ、ミコの両親が写っていた。するとミコはこの写真について語り出す。
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Tokyo Cine-magic 特別製作作品ホセのトーキョー夢物語Jose’s Tour de Tokyo
日本 / 15:09 / ファンタジー / 2018年
SNSインフルエンサー、アレックスの番組アシスタントの仕事で初来日したメキシコ人の青年ホセ。アレックスの無茶な要求に奮闘しながら東京の街を駆け巡ったホセは、夢のような体験をすることに──