上映終了後のQ&Aには、
「Han River Bridge(漢江にかかる橋)」のDong-kung Hwang監督、
「カプセル」の瀬戸裕介監督、「Who is it」のSe-kyoung Jang監督、
「A LITTLE STEP」の中村哲平監督と 主演の伊原剛志さんがいらっしゃいました。
うーん、もりだくさん!
初めの質問は、今まさに空港から会場に到着した、という
「Han River Bridge(漢江にかかる橋)」のDong-kung Hwang監督へ。
橋から飛び降りようとしている主人公とホームレスの関係を描いた本作品、
客席からは「橋の下に命綱やクッションなど、安全策はあったのか?」との質問が。
これに対しての監督のお返事は
「実は本作をよく見ると、ところどころワイヤーが映っているんですよ。
撮影では、当初やるはずだった主役がなんと本番3日前にドタキャンしてしまい、急遽代わりの役者さん(つまりは本作の主演)に頼みました。
実際に撮影が始まると、彼は命綱をつけるのを忘れるほど役に入り込んでいましたね」
と、なんとも驚きの内容でした。
続く質問は本プログラム4作目の「カプセル」瀬戸裕介監督へ。
2錠の薬のうちから1錠を選ぶゲームに参加した男の話です。
多くを語らない姿勢の本作に対し、客席からはストーリーに絡む重要な質問がいくつか飛び出しました。
ネタバレしてしまうので申し上げられませんが、作品とは正反対に明るい瀬戸監督に、深淵なるアーティスト感性の奥深さを感じました。
「Han River Bridge(漢江にかかる橋)」のDong-kung Hwang監督
「カプセル」の瀬戸裕介監督