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【プログラム紹介③】Cinematic Tokyoプログラム!東京、そこは物語が始まる街。
プログラム紹介第3弾:Cinematic Tokyoプログラム
その中でも、東京都とSSFF & ASIAがプロデュースした特別製作作品、『シェイクスピア・イン・トーキョー』をご紹介します!
<あらすじ>
兄の仕事に同行して初来日したダウン症のベンは、途中で自分をかまってくれない兄から逃げるように、一人で東京探検にでかける。シェイクスピアの知識と、即興で描くイラスト、そしてユーモアが、出会った人々の心をつかんでいくー。
好奇心旺盛な主人公の視点で描かれる、東京の人々との出会い。オリンピックとパラリンピックが控える中、世界とつながる東京の多様性と魅力を発信するのにふさわしい作品と言えます。
<監督について>
SSFF & ASIAで受賞経験をもつ監督たちから企画を募り、今回選ばれた『シェイクスピア・イン・トーキョー』。
監督は、2013年にSSFF & ASIAにて観客賞を受賞したオーストラリアの女流監督、ジェネヴィエーヴ・クレイ-スミス監督です。作中では監督ご本人も役者として登場しています!!
ジェネヴィエーヴ監督は、ダウン症など知的障碍者の方々と映画制作のワークショップを行っており、その中で映画制作に興味を持ってくれた方々に現場スタッフとして参加してもらい、社会経験の機会を提供してきました。
本作の主役であるジェラルド・オドワイエー氏も、監督とは今回が初めてではなく、2013年の“The Interviewer”にて一緒に映画を作っています!
<『シェイクスピア・イン・トーキョー』の意味>
シェイクスピアが大好きなベンが語るその魅力、それは「教訓」です。
シェイクスピアと言うと、昔の文学人で大変難しそうに思えますが、そのメッセージは、現代の私たちにも共感できる何か普遍的なものがあります。
「一人で食事をしたい」という人には、「“我々は夢と同じものでできている。短い人生は眠りと共に幕を閉じる”、だから一人で食事をするには人生は短すぎるよ」と言って、一緒にもんじゃ焼きを食べたり、
姉の大事なものを無くしてしまい悲しむ人には、「“物事にいいも悪いもない、自分の考え方次第だ”」と慰めたり、
東京のシェイクスピアとの出会いで、あなたも元気をもらうこと間違いなし!
ぜひ映画祭にてご覧ください!
『シェイクスピア・イン・トーキョー』など、Cinematic Tokyoプログラムの詳細・予約はこちらのサイトから!
http://www.shortshorts.org/2018/ja/program/tokyo.php
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