数十年前のブラジル。両親と弟のペドロと農村地帯に暮らす少女、ルジア。ペドロが学校に通うようことになり、自分も一緒に行きたいと望むがルジアだが、父は許してくれない。そこでルジアは秘密の勉強を始める。
ブラジリア映画祭 2008 (ブラジル)
最もうれしい受賞は、予期せぬ時にやってきます-だからこそ、このオーディエンスアワードがいただけたことを幸せに思います。東京に来て、自分の作品を見せに東京に来たことは、それだけでも賞に値するほど素晴らしい体験でした。そしてこの観客の皆様からのアワードを受賞したことは、自分の道が正しかったことを証明するものです。そして同時に、新たな作品への糧となるでしょう。
アジアインターナショナル部門
元彼のスンヒュンから電話を受けたジヨンは、彼の結婚式に出てほしいと頼まれてしまう。 式の当日、ジヨンの気持ちなどおかまいなしに鳴る時計のアラーム。実はスンヒュンも、ジヨンのことが忘れられず落ち着かないでいた。それぞれに切ない想いを抱えて2人は結婚式場へと向かう…。
サンフランシスコ国際アジア-アメリカン映画祭 2009 (アメリカ)
映画祭で過ごした時間は素晴らしいものであり、そしてこの受賞はとてもうれしい喜びです。オーディエンスアワードはその名の通り、観客の皆様からの賞であり、それは私にとって意味のある受賞です。また素晴らしい作品を制作し、東京に戻ってきます。本当にありがとうございました。
ジャパン部門
女忍者と鬼の死闘を描いたスタイリッシュな時代劇アクション・エンターテインメント。「かくれんぼ」をモチーフにジャパニメーションのテイストを盛り込み、世界に通用する劇場映画 級の画質・アクション・視覚効果に挑戦した。
「カクレ鬼」を支えたくれたキャスト・スタッフ、また「カクレ鬼」を観て頂いた全てのお客さんに感謝致します。映画は人に観てもらい反応してもらって初めて生きると思っています。
常日頃、お客さんを意識することを心がけておりますので、観て頂いたお客さんに選ばれたことが、何より嬉しく思います。 5年前にL.Aで学生をやっていた頃に作った「TRIANGULATION POINT」がSSFFで「観客賞」を受賞したことが自分に自信を与えて、道を切り開くいきっかけになりました。
5年後、再び「観客賞」を受賞したことをきっかけに、更に飛躍できればと決意を新たにしております。
また「カクレ鬼」は映画制作を支援する複合現実型可視化技術(通称、MR Pre-Vizプロジェクト)の技術実証実験として製作された映画です。「カクレ鬼」の受賞をきっかけに、MR Pre-Viz プロジェクトも更なる飛躍を遂げることを切に願います。
STOP! 温暖化部門
足音殺し 息殺し 叫びも殺しにやってくる
\昨年に続き、連続でSSFFに参加することができ、さらにオーディエンスアワードを頂けるなんて、とても驚くとともに嬉しく思っております。
昨年の『ニタンカサンソ』という作品は、「まず温暖化について考えることから始めよう」というメッセージを子供の視点を通して描きました。今年は、そこから一歩踏み込んで「具体的に自分たちができること」をテーマに製作し、前作に引き続き、あくまでエンターテイメントとして描くことにこだわりました。今回、観客の皆様に選んで頂いたこの賞は、私にとってかけがえのないものです。それは単にクリエイターとしてのキャリアというだけではなく、温暖化という重く深いテーマでも、エンターテイメントな映像で訴えかけることができるということを示してくれたからです。日々忙しい毎日を送る日本の人々にとって、大きな行動をとるのは中々難しいことですが、日常の中でも簡単にできる行動がたくさんあります。それを多くの人が実践すれば、大きな波となって未来は変わるはずです。これからもこの賞に恥じることないよう、身を引き締めて温暖化対策に取り組みつつ、映像製作に励んでいこうと思います。
最後に、映画祭スタッフの皆様、足を運んで頂いた観客の皆様へ、スタッフを代表して心から御礼を申し上げます。本当にありがとうございました。