人によって観光に対するニーズは違い、どの地域にも特徴が存在していて、この部門で意図としている『各地の魅力を伝える』ということは難しいことだと、審査を通して改めて実感しました。
写真の静止画の積み重ねが記憶を想像させ、効果的な世界観を作りだし、主人公の道中の発見と冒険を通して、日本の北から南までの各地の魅力がしっかりと伝わってきた、この作品を選びました。
懐古的な建築物やロケ現場の魅力が印象に残りました。徹底的に拘ったロケーションが醸し出す雰囲気が、幻想的な物語にマッチしていたこの作品に賞を贈りたいと思います。