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【レポート】 表参道ヒルズ最終日は、3プログラムから12名のゲストが登場!6/10 表参道ヒルズSpace O会場
表参道ヒルズ会場の最終日となった本日は、3つのプログラムに総勢12名のゲストが登場!作品への想いを語ったり、司会のDJ JOHNとのトークに花咲かせたり、観客からの質問に答えたりと、映画祭を華やかに盛り上げてくれました。
「ミュージックプログラム」
グラミー賞受賞歴のあるロックバンドOK Go『Obsession』やスコットランド出身のポストロックバンドMogwaiのMVなど、大スクリーン&大音量で観るのが最高に気持ちいい作品が揃ったこのプログラム。上映後には、3作品から6名のゲストが参加してくれました。
「CGアニメーションプログラム 2」
第90回(2018)米国アカデミー賞短編アニメーション部門ノミネートされた『ガーデンパーティー』など、世界最高峰の作品も上映された同プログラム。
上映後には、全9作品の中で最長の上映時間となる21分にも及ぶアニメーション作品『さらば銀河系』の村上浩監督が登場してくれました。
クレイアニメのような温もりのあるキャラクターのフォルムや、アクロバティックなアクションシーン、ロボット物の近未来的世界観などさまざまなアイデアが詰まったこの作品は、自身の仕事をこなしながら10年もの歳月をかけてつくりあげたという力作。制作中に発生した震災の影響によって監督の心に去来したさまざまな想いも、作品づくりに影響したといいます。
「ノンフィクションプログラム 2 supported by ヤフー株式会社」
今年の米国アカデミー賞メイクアップ&ヘアスタイリング賞を受賞した辻一弘氏を追った作品『ヒューマン・フェイス』など、“人間“の内面を深く掘り下げていくような作品が目立ったこのプログラム。上映後には2作品からゲストが参加してくれました。
東ロサンゼルス発のチカーノ音楽を日本に広めようと奮闘する、音楽プロモーター兼レコード会社オーナー・宮田信さんの活動に迫ったノンフィクション『アワ・マン・イン・トーキョー』からは、なんと宮田さんご本人が登場してくれました。
本作の監督Akira Bochさんは、ロスの全米日系人博物館で働く日系4世。宮田さんが、日本に招いたチカーノ音楽のバンド・ケッツァルに同行して来日したことが出会いとなり、その後20年近い交流を重ねる中で作品が完成していったといいます。同じ音楽を深く愛するソウルメイトのようなお二人の関係が、生きる喜びがつまったみずみずしい作品を生み出したのだと納得しました。
続いては、沖縄の離島・渡名喜島で、島内にたった一つの美容室を営む福田隆俊さんのドキュメンタリー『島の美よう室』から、監督はじめ4名のスタッフ・出演者が登場!
現在、『島の美よう室』は、福田さんから神奈川県逗子で美容師をしている神保さんに引き継がれているそう。5週に1週のペースで渡名喜島に通っている神保さんの「続けていくことに意味がある」という言葉は、まるで作品の続きを見ているようでした。
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いかがでしたか?
新しい音楽に興味をもったり、まだ行ったことのない土地を訪ねてみたいと思ったり。ショートフィルムには、世界を広げるきっかけがつまっています。まだまだ続くSSFF&ASIA2018で、あなたとショートフィルムの素敵な出会いがありますように!
http://www.shortshorts.org/2018/ja/schedule/
Wrtten and photo by チバアキフミ