ある長い夜、救急ダイヤル911番に女性からピザの注文が入った。担当オペレーターは驚いたが、これが真剣な電話であることに気がついて…。

アーロンは昔から、変形した口の形に悩まされている。周囲の人に心を開けない彼が救いを求めて向かったのは、はみ出し者あつかいされた人々が集うコミュニティーだった。

暑い夏の夜、縫製工場で働くアナに、数年ぶりに息子と離れて過ごす時間が訪れた。ほんの一瞬でもいいから誰かに触れて欲しいという思いから、彼女は閑散とした街を漂った。

教習所の指導員が抱えるちょっと変わった悩みの種。それは真面目に運転を教えたいのに、目の前にいる生徒があまりに魅力的で下心が湧いてしまうこと。女性からは拒絶の一点張りで、教習の時間は気まずくなるばかり…。しかしある日、そんな流れに変化の兆しが。

8才のジェスは、失意のどん底にある父親と２人で小さなキャンピングカーに乗り込み、寂しく暮らしていた。幼心にも、前を見ることは過去を振り返るよりも難しいと理解していたジェス。偶然トランスジェンダーの友人が出来たことをきっかけに、２人に救いが訪れる。

2匹のカタツムリが枯葉のお葬式へ出発する。