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2013.07.19
Short Shorts Film Festival & Asia 2013 in Osaka 開催!
昨日は、映画『能登の花嫁』などの白羽弥仁監督、TVだけでなく映画化もされた『オー!マイキー』や映画『ミロクローゼ』の石橋義正監督、当映画祭代表の別所哲也をゲストに迎えた、メディア向け発表イベントや前夜祭が開催されました。
本日12時50分~上映されたPROGRAM-Bでは、映画祭代表の別所哲也が冒頭の挨拶で登場。「大阪開催が5年ぶりに復活して嬉しく思っております。2018年の当映画祭20周年、そしてこのリニューアルした大阪開催が5周年を迎える事をまずは目標にしたいと思っています。それには、皆さんのご協力や応援が必要ですので、どうぞよろしくお願いします!」と話しました。
また、司会である、一般社団法人ナレッジキャピタルの山本かおる氏から別所へショートフィルムの魅力を聞かれると、「通常、長編映画は、アメリカやフランス、そして、アクション、サスペンス、など、1回で決められた国やジャンルの映画しか観られないですが、ショートフィルムは、短いので、1つのプログラムの中で、様々な国、ジャンルの作品が入っていて、全部を楽しめます。ですので、本日は、ショートフィルムで世界旅行した気分になって下さい!また1点お願いですが、もし、皆さんが今から上映作品を観て『この作品素晴らしい!面白かった!』と感じたら、1作品毎に、どうぞ拍手をしてあげて下さい。僕も役者の立場で感じている事ですが、舞台上でも拍手をしてもらえると嬉しくなるし、映画も面白い作品へ拍手を頂けると、出演者、スタッフ、皆がとても喜ぶのではないかと思います。ですので、是非、よろしくお願いします」とお願いを込めた挨拶が終わり、上映が始まりました。
17時10分のPROGRAM-Aでは、上映終了後のトークコーナーに白羽弥仁監督と、当映画祭フェスティバルディレクターの東野正剛が登場。東野から白羽監督へ感想を訊くと、「まずは、このプログラムの上映作品を観ただけで、貧困や就職難など、世界の情勢が非常に良く分かりました。特に印象に残った作品は、2作品目の『糸を紡いで』です。それにしても、『人間の尊厳』を観て、ここまでイギリスの就職難がヒドイのかと、悲しくなりました」と答え、東野からは、「『人間の尊厳』の監督はフランス人なのですが、イギリスで映画の勉強をしたとの事で、出演者の英語の台詞の中で、雇用を案内する側、案内される側で、英語の訛りを使い分けたりしているなど、非常に考えられた作品です」と説明がありました。
また、白羽監督へ「日本の作品と海外の作品の違いはどう感じましたか?」という質問には、「日本の作品は、長編を短くしたような作品が多いが、海外のショートフィルムは、短いからこそ、表現出来るインパクトがあったり、最後に上手くどんでん返しを表現する作品が多く思いました。才能が認められれば、次は長編だから、思い切ってショートフィルムだからこその表現で勝負をする潔さを感じます」と感想がありました。
最後に一言、会場内のクリエイターへ「機材もどんどん向上しているし、作ろうと思えば、いつでもアイデア次第でショートフィルムが作れてしまう。まだ日本のクリエイターはどのように撮るか?という事を考えているレベルですが、それこそ、日常でペンを使うように、どんどん撮り、数の中から質を求めていくようなレベルに早く日本もなって欲しいと思います」という願いと共に、トークは終了となりました。
明日は、大阪開催の最終日、午前10時40分~PROGRAM-Cが上映されます。上映作品や詳細スケジュールは、こちらをご参照下さい。http://kc-i.jp/shortshorts/
明日も大阪付近にお住まいの方は、是非、会場へお越し下さい。