デジタルハリウッドとのコラボレーションで5年目を迎えた「CGアニメーション部門」
今年は12作品を上映し、そのうち3つの作品の監督にお越しいただきました!
「浮雲」の助川勇太監督、
「アオハルは突然に…」の三浦光理監督、
そしてデジタルフロンティアグランプリ2015ベストCGアニメ賞を受賞した「鵺」の松本洋明監督です。
助川監督は、4年前に本映画祭のNEO JAPAN部門で上映された「灯花」で海外の映画祭で受賞され、その後各国で作品が上映されるなど、国内外で活躍されています。
「もともと感情のないものに、素直な、分かりやすい気持ちを描いているので、海外でも感情移入をしてもらえるのではないか」と、海外でも支持されている秘訣を教えてくださいました。
今回の「浮雲」も、ひとりで寂しいという雲の純粋な気持ちが素直に描かれていて、とても優しい気持ちになる作品となっていました。
そして、お会いして驚いたのが、とても可愛らしい三浦監督。
なんと、現役の大学生!
少女漫画とCGが融合された作品は、そのふたつが好きという理由から作りはじめたそうです。「現実は、少女漫画のようにうまくいかないんだよ…」というメッセージがストレートに伝わってくる作品で、作品のクライマックスには、会場から笑いが起きていました。
「CGの魅力は?」との会場からの質問に、「今回の作品のように、実写では撮ることが難しいカエルの動きなどを、リアルに描けること」と笑顔で話してくださいました。
その三浦さんの学校の先輩でもある、松本監督。
圧倒される「鵺」の映像とは裏腹に、和やかなオーラをお持ちの方で、どのようなソフトを使っているのかという会場からの質問に、細かく丁寧に答えてくださいました。また、海外も視野にいれて作った今回の作品に、日本らしい鵺のエッセンスも加えたということも話してくださいました。
予約も満席だったCGアニメーション部門、会場からの熱い視線が印象的でした。