当プラグラムでは、昨年のSSFF & ASIAで、応募総数5000本以上の作品から見事グランプリに輝いたインドネシアのYosep Anggi Noen 監督と、映画「マラソン」で500万人を動員した韓国のチョン・ユンチョル監督にご参加いただき、ショートフィルム制作の実際を語っていただきました。
両監督のショートフィルムを上映し、それぞれの作品がどのようなアイデアをもとにつくられていったのか、そしてその実現のためにどうやって予算をつくっていったのかなど、具体的なお話を伺いました。
Yosep Anggi Noen 監督は、低予算でもインパクトのある作品をつくるコツとして、「自分にとって身近な問題を描くこと」を心がけていると教えてくれました。一方、チョン・ユンチョル監督は、映画づくりはまさに“バトル”だといい、スポンサーを見つけて制作費を捻出してもらうために努力することの重要性を語ってくれました。また、両監督ともに「キャスティングこそが映画を決定づける」と考えており、ストーリーづくりと同様に、念入りに出演者を選んでいるそうです。
最後にサプライズゲストとして、当プログラムで上映されたチョン・ユンチョル監督の「レディ・バイク」に出演した障害者アスリートであるイ・ソンミさんが登場!プログラム終了後も、ロビーで監督と観客の皆さんが熱のこもったやりとりを交わすなど、映画祭ならではの充実した時間になりました。