クリストファー・ノーラン監督作品「ダークナイト」や「インセプション」を手がけ、「インターステラー」で2015年度米国アカデミー賞視覚効果賞を受賞したイアン・ハンター氏を招き、その映像マジックの奥義に迫った当プログラム。
セミナーは、ハンター氏の得意分野であるミニチュア技術を中心に、自身の作品とそれが完成するまでの制作工程を大スクリーンに映しながら、詳らかに語っていく形式で進みました。一口に、ミニチュアといっても、実写やCG、モーションコントロールなど様々な技術との組み合わせがあり、その表現の幅と奥行きに思わずうなりました。
何度もタッグを組んでいるクリストファー・ノーラン監督との仕事については、監督の映像へのこだわりが強いため大変だけど、その分、挑戦しがいがあるとのこと。「インターステイラー」で使用するミニチュア技術は、当初4割ほどの予定でしたが、制作を進めるにつれてその割合が多くなり最終的には9割にもなったといいます。宇宙船のデザインから携わったこともあり、ハンター氏自身、特に思い入れの強い作品だそうです。
ハリウッドの超一流の“職人”による生講義を受ける観客の皆様の姿は、まさに真剣そのもの。ハンターさん、熱気溢れるセミナーをありがとうございました!
こちらのセミナーの模様は、後日配信予定です。楽しみにお待ちください!