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SHORT SHORTS FILM FESTIVAL & ASIA 2015

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【レポート】6月12日(金)のアジア インターナショナル&ジャパンプログラム G/ラフォーレミュージアム 原宿会場!
2015-06-12

「私の頭の中の消しゴム」に主演した韓国スター、チョン・ウソンさんが監督した「殺し屋」の特別上映がおこなわれた当プログラム。上映後のQ&Aには、3作品の監督・キャスト、計7名が登場してくれました。

 

「ベスト・テイク」は、最愛の妻に先立たれた年老いた売れない役者が、近隣住民を助けるために一世一代の大芝居に打って出るペーソス漂うコメディ。香港のChun Wong監督は、「この世で一番素晴らしい役柄は、自分自身だ」というメッセージを込めたといいます。夫婦のダンスシーンだけが、英語のセリフになっていたのは、アル・パチーノの「セント・オブ・ウーマン」にインスパイアされたそうです。

 

事故で車椅子になり自暴自棄になった男の心の闇に迫った「barrier」。箱守惠輔監督は、「人生を前向きに考えて欲しい」という想いを込めたといいます。主演の石崎チャベ太郎さんとは、障がい者というナイーブなテーマをどう表現していくかを何度も議論を重ねながら人物像をつくりあげていったそう。主人公のその後を、観客の想像に委ねるラストシーンが印象的でした。

 

左から、「barrier」の箱守惠輔監督、主演の石崎チャベ太郎さん、「ベスト・テイク」のChun Wong監督、そしてDJ JOHN
左から、「barrier」の箱守惠輔監督、主演の石崎チャベ太郎さん、「ベスト・テイク」のChun Wong監督、そして我らがDJ JOHN!

 

「動きとれず」は、ドラマ撮影の出番待ちの控え室におけるADと役者とのやりとりを描いたホラーコメディ。もともと芝居の台本だったものが気に入って、映像化にチャレンジしたそうです。「笑いと怖さの紙一重の世界を描きたかった」と佐島由昭監督。どこかとぼけた感じの役者二人のやりとりが、妙なリアリティがあって、じわじわきました。


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