ビジュアル系ロックバンドSuGのボーカル武瑠さんが登場し、自ら執筆した短編小説をもとに創り上げたショートフィルム「WE CRY OUT HELLYEAH」のプレミア上映とトークイベントをおこないました。
「WE CRY OUT HELLYEAH」は、生きることに白けて心を閉ざしている若い女が、裏原宿でミステリアスな男と出会うことで、ささやかな変化をとげていく物語。SuGの実際のライブシーンがクライマックスに来るなど、フィクションとドキュメンタリーが融合した独自の世界観に仕上がっています。「ドキドキしたいなら、一歩踏み出せ」という、いつも武瑠さんがライブで伝えているメッセージが、この作品にも込められているといいます。
中盤では、武瑠さんが監督を務めたSuGの PV「CRY OUT」を上映。話題は、ショートフィルムとPVの作り方の違いに及びます。武瑠さん曰く、「曲の長さにあった映像をパズルのようにはめていくのがPVなら、真っ白な白紙のキャンパスにゼロから描いていくのがショートフィルム」。初めてチャレンジした今回のショートフィルムは、まだ慣れないこともあり、編集段階になってはじめて頭の中のイメージとの違いに気づくなど、さまざまな苦労があったそうですが、それを乗り越えて完成した作品は、ファンとのつながりを深めてくれて、ライブでの一体感も変わってきたといいます。
携帯のメモ帳に、常日頃たくさんのアイデアを書いているという武瑠さん。また、斬新なショートフィルムをつくられることを心待ちにしていますネ!
ちなみに、武瑠さんのお気に入り映画は、園子温監督の「愛のむきだし」だそうです。