「スター・ウォーズ エピソード7/フォースの覚醒」の女優デイジー・リドリーの主演作「ブルー・シーズン」の特別上映もおこなわれた当プログラム。
上映後には、フランスから「新しい家族」のJonathan Desoindre監督が登場してくれました。この作品は、パリで出会った可愛い婚約者を、実家の家族に紹介するところから始まります。しかし、主人公の実家はカーナビが迷ってしまうほどの田舎町で、家族も保守的。婚約者との価値観の違いが、やがて大きな悲劇を引き起こします。
作品のストーリーとは男女が逆ですが、実は監督の奥様が田舎の農家出身で、パリジャンの自分が初めて挨拶に言ったときは、どこかギクシャクした雰囲気になったといいます。そんなご自身の経験が、シナリオを書く中で生きてきたのだといいます。
観客席からは「婚約者役の主演女優が良かった」との声があがりましたが、それもそのはず。Jonathan Desoindre監督は、婚約者のキャスティングにこだわって、オーディションを重ね、ようやく彼女を見つけたそう。部屋に入ってきた瞬間にピンときたそうで、ちょっとした仕草や、怒りを帯びたような目の奥の表情に魅力を感じたといいます。
ちなみに、Jonathan Desoindre監督は今回が初来日だそうですが、日本に一目惚れ。ここで作品を撮りたいとおっしゃっていましたよ。