今日はつに最終日!
楽しいお祭りの時間はあっという間でした~
最後のゲストはこちらの会場の初日にも来て下さったJossie Malis監督。「CGアニメーション プログラム B」の回で『ベンディート・マシンV – 引き金を引け!』というアニメーション作品を出品されたJossie監督は、今回スペインから初来日されたそう。日本の印象を聞いてみると、日本に来るのをこれまで35年間待ち望んでいた!最高に素晴らしい国で、今回来れてとても嬉しい!と感激して下さいました♪
こちらは紛争に巻き込まれてしまった異邦人を描いていて、アニメーションとはいえテーマは「戦争」「命の重さ」といったシリアスな作品。会場からのQ&Aで「重い作品なのに、なぜハワイアンな曲調が使われているのか?」という問いに、「人間の作り出した悲しい歴史を分かりやすく見せたかったけど、悲しいトーンにはなりたくなかったので複雑な感情など抜きにして、ハッピーなハワイアンを流しました」というお答えが。戦争の歴史に対する監督の希望も込めたようなお言葉でした。
同じ回にお越し下さったもう一人のゲストは可愛らしい絵本のようなアニメーション『浮雲』を出品された助川勇太監督。
親雲とはぐれて迷子になってしまった雲が空をさまよいながら色々な出会いを繰り返す物語で、当然雲に表情はないのですが、フシギと顔や感情が浮かんでくるのが印象的な作品でした。
実は布やウールで作られたというあの世界!「スタッフさんは何人ですか?」というお客様からの素朴な疑問には「基本的には1人スタッフがいるけど、ほぼ1人で制作しました。1年かけてじっくり作り上げた作品です」との回答。そう思うとより愛おしく感じるショートフィルムでした。
さて、梅雨時の開催にも関わらずたくさんの方にご来場いただき、無事幕を閉じた今年のSSFF&ASIA 2015。17回目となった今年もたくさんのお客さまに愛され、足を運んでいただけたとても幸せな開催期間でした!
ぜひまた来年も同じ場所で、たくさんのショートな感動の粒たちと出会って下さいね♪
ご来場お待ちしております:)
レポート&MC:藤原恵子