SSFF&ASIA2015も、いよいよ最後のプログラム。フィナーレにふさわしく、なんと全5作品から監督・キャスト計9名が登場してくれました!充実のアフタートークの模様を、作品ごとにご紹介していきますね。
①「人間の姿」は、今韓国で社会現象になっている美容整形の近未来を描いた作品。Doyeon Noh監督自らメイクを担当したそうで、綺麗を通り越して一抹の怖さを感じさせる“整形顔”をつくるのに苦労したといいます。
②逃亡中の凶悪犯が、偶然通りかかった饅頭屋の店主の優しさに触れ、ささやかな恩返しをする「白と黒」。ストーリーは、中国で起こった現実の事件をもとにしているそうで、実際の現場に近い雰囲気の場所をロケハンして撮影を行ったといいます。
③「かくれんぼ」は、兄弟の対立を軸に“ひきこもり”をリアルに描いた力作。海外に在住する田中希美絵監督は、外から日本の社会を見たときに、このテーマが切実な問題として浮かび上がってきたそうです。
④「アザーサイド/銃口の向こう側」は、ショートショートでは珍しい本格的アクションムービー。和泉谷晶子監督は、「映画の中で殺される役の人間にも、実は家族がいて生活があるはず」という思いつきからストーリーを練り上げていったとのことです。
⑤そして最後は、あの林海象監督の新作「GOOD YEAR」。永瀬正敏演じる自動車工場で働く孤独な男。そんな彼のもとに、クリスマスの日に美しい女性がやってくるというファンタジー。ディケンズのクリスマスキャロルをベースにしたという通り、お伽話のような夢見心地な気分を届けてくれます。主演の月船さららさんは、ポンポンと即興のアイデアが出てくる現場が刺激的で楽しかったといいます。
いかがでしたか?
これで、ラフォーレでの上映はすべて終了!いよいよ明日は、コンペティション部門の受賞作が発表になります。
気になる結果は・・・もちろんしっかりレポートしますので、乞うご期待ください!