5年目を迎えたこのプログラム。
今年は力強い4作品を上映しました。
今年は、高雄映画祭からインターナショナルコンペティション・コーディネーターのキャサリン・ワンさんと、「偉大なる仏様」のフアン・シン・ヤオ監督にお越しいただきました。
今年で15周年を迎えた台湾第二の都市・高雄で開かれる高雄映画祭について説明してくださったあと、「今回上映した4つの作品は暗いものが多かったですが、最近台湾では環境や人権をテーマにした作品が注目を集めています」とキャサリンさん。
社長のもとで働く中年男性が、車のレコードカメラで女性の殺害現場を見てしまうというストーリーを描いたヤオ監督。「最近は、取材者の車にGPSをつけて追いかける記者が増えていることもあり、レコードカメラやGPS装置をテーマにする作品が増えてきています。そうしたこともあって、私もレコードカメラをテーマに描こうと思った」と、台湾映画の最近の傾向と作品が生まれたきっかけを話してくださいました。
その後ロビーでもたくさんの人がキャサリンさんとワン監督に質問を投げかけていました。
記念すべき15周年の高雄映画祭は、今年10月に開催されるということです!