ショートショートフィルムフェスティバルも残すところ3日!今日のブリリア ショートショート シアターは全ての上映回にゲストあり!と大変盛り上がった一日でした。
まず、アジア インターナショナル&ジャパン部門Fでは、「海の上の宮殿」より、主演女優のWu Ke-Xi(ウ・クーシー)さんと「ダンス ダンス ダンス」の落合賢監督が登壇。
ウ・クーシーさんはMidi-Zhao監督とは二度目の作品で、前作は政府の統制が厳しいミャンマーで撮影したために、軍隊や警官の目を避けながら台本もない状態で撮影に臨みましたが、今回は高雄で予算もついた(!)ので、安心して撮影に臨むことができたそうです。
落合監督は、今回LEXUS SHORT FILMSの作品も制作されています。ダンス ダンス ダンスという作品は、ベルギーの人気バンドArsenalから熱烈なオファーを受けて実現したベルギーと日本のコラボレーション作品。監督がマジカルリアリズムという世界観に初挑戦したという作品は、音楽と映像の美しいコラボレーションが印象的でした。
インターナショナル部門Eでは、「休憩時間」のNiko van den Brink監督をお迎えしました。この作品は、実は監督がフィルムスクールに通っていた頃、同級生が書いた作品を映像化したもの。学校内の銃乱射事件がテーマになった作品ですが、その裏には思春期特有の孤立感や仲間になじめない寂しさが大きなテーマとして存在しています。
アジア インターナショナル&ジャパン部門Hでは、「僕の名前」のLoeloe Hendra Komara監督と「ブラインド・テイスティング」より細井尊人監督とMC役を演じた別紙慶一さんが登壇。
「僕の名前」という作品には、名前というものを見つめなおして、自分の名前に込められた意味を見つめなおしてみてもらいたいという思いが込められているのだというLoeloe監督。「ブラインドテイスティング」は、ジャンルにこだわらない細井監督がコメディへ挑戦した作品です。
インターナショナル部門Cでは、「キャラバン」のKeiran Watson-Bonnice監督が登壇。実は、主演しているテオは監督の実の息子で、ジョナスは監督の甥。撮影は監督の自宅の敷地内で行われ、子供たちはリラックスして撮影に取り組むことができたそうです。これまでドキュメンタリーやテレビコマーシャルを長年制作してきた監督にとって、ドキュメンタリーのエッセンスを取り入れた物語調の本作品は、原点回帰の意味も込められています。
そして、アジア インターナショナル&ジャパン部門Aでは、「自転車」のMailesan Rangaswamy監督、「きらわないでよ」より加藤大志監督とキャストの一柳みのりさん、竹田尚弘さん、堀春奈さん、「皮膚」のWei Keong Tan監督、「この坂道」の宮本ともこ監督と、総勢7名にご登壇いただき賑やかなステージでした。
この週末が映画祭の最後の2日間になります。是非ブリリア ショートショート シアターにお越しください!
シアター公式サイト: http://www.brillia-sst.jp
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