『私の頭の中の消しゴム』『デイジー』『グッド・バッド・ウィアード』などの大ヒット映画に出演している韓国を代表する俳優のひとり、チョン・ウソン氏
近年、演技者としての幅を広げ、CMやミュージックビデオ、ショートフィルムの監督としても活躍中です。監督作品の上映・トークイベントを開催、彼の監督としてのクリエイティブな側面に迫ります。
『チョン・ウソン シネマナイト』
是非動画もご覧ください!
ゲスト:チョンウソン氏
MC:フェスティバルディレクター 東野正剛
※6月7日(日)にSSFF & ASIA 2015内で開催されたイベントの動画と書き起こしです。
東野:私どもショートフィルムの映画祭をしておりまして、初めての様な観客の皆さんの反応に驚いています。日本には最近来ていらっしゃるのでしょうか?
ウソン氏:日本に来るのは、久しぶりです。
このような機会をいただき、映画祭の皆さんと、この会場にいる皆さんに感謝いたします。ありがとうございます。
東野:『プレゼント』について
プレゼントの思い出やキム・ジウン監督はどのような方でしたか?
ウソン氏:監督は当初キャスティングに関してかなり悩まれていたようです。私へのオファーも決めていたというよりかは悩んだ末のオファーとのことだったようです。しかしこのような、スパイのような話だとは思いませんでした。
東野:ショートフィルムに今回初めて参加されて長編との違いや、新たな発見はあったのでしょうか?
ウソン氏:とにかく休む時間がありませんでしたね。笑 もちろん長編と短編は違うものです。短い時間の中にものすごく圧縮された長い意味を込める必要があるにもかかわらずスケジュール的にはとても短い。けれども、こめなければいけないものは、制作に長い時間がかかるような凝縮された内容のものを盛り込まなければならないと思います。なので長編とまったく違うものですね。また、商業的な意味で作るものではないのでその点では自由に、いい意味でプレッシャーもなく、作品製作において大胆にできたかなと思います。
東野:キム・ジウン監督もハリウッドで活躍されている監督だと思うのですが、監督の長編にも出演されていて、監督の撮影スタイルにおいて、長編と短編の違いはございましたでしょうか。
ウソン氏:特に変わらないですね。いつものようにサングラスをかけ、目を合わせず、目が見えないですから、何を考えているかわからない。そういう意味では差はなかったかなと思います。笑 キム監督はとても繊細というか鋭い方で、監督によっては、大声で荒々しく指示を出したり、こういう風に演じてくれと演出される方もいますが、キム監督は、だんだん徐々に寄ってきて、そして深く深く掘り下げていくような感じです。
Part2「監督作品について迫る」はこちらから
Part3「Q&Aでのファンとの交流!」はこちらから