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【金子電気館】PRマネージャーの仕事って?実行委員会スタッフにインタビュー!
初めまして!広報/PR web部門のインターン生、金子絹和子です。
私は大学で映画の理論、批評を専攻しています。将来は“金子電気館”という名画座を建てるのが夢です!ショートショートでも、【金子電気館】と題してコラム記事を上げていきたいと思います!InstagramやFacebookでも映画祭の情報などを発信しているのでぜひフォローしてくださいね♪
今回はショートショート実行委員会のスタッフの方にインタビューを敢行!第1回目のゲストはPRマネージャーの高橋秀幸さんです!仕事の話から趣味や好きな映画まで、お聞きしました!
インタビュアー:金子絹和子(金子)
ゲスト:高橋秀幸さん(秀さん)
<PRマネージャーの仕事って?>
金子「今日はよろしくお願いします。まず、秀さんのこれまでの経歴を教えていただきたいのですが、ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(以下SSFF & ASIA)にはいつから携わっているんですか?」
秀さん「2010年からです。もともと映画は好きで、学生の時にSSFF & ASIAにお客さんとして見に行ったことがありました。大学卒業後、広告会社の営業職などを経てSSFF & ASIAのスタッフとして働いています。ご縁があったということですかね(笑)」
金子「PRマネージャーとしての仕事は主にどのようなことをされているんですか?」
秀さん「メディアを通じてパブリシティという形でSSFF & ASIAのことをより多くの方に知ってもらうことが基本的な私の仕事です。毎年6月の映画祭に向けての準備は、3月くらいから本格的になります。10月には東京国際映画祭の提携企画イベントがあるので映画祭としては6月と10月を軸として動いています」
金子「映画祭以外ではどのようなことをされているんですか?」
秀さん「横浜のブリリア ショートショート シアターでは、1年を通してショートフィルムの上映をしているので、上映プログラムや、不定期で開催しているイベントのプロモーションもしています。また、dTVやU-NEXT、Antennaなどでショートフィルムを配信していますが、コンテンツホルダーとしての役割もショートショートは持ち合わせています」
金子「1年を通して、映画祭と映画館のプロモーションをしている、ということですね」
秀さん「はい。映画祭の開催期間は約1か月ですが、開催のために営業はスポンサーを探し、プログラミングは作品募集や選定など行うなど、全体の準備期間は1年間です」
金子「映画祭を一から作り上げるのは本当に大変なんですね。仕事に慣れるのにどのくらいかかりましたか?」
秀さん「初年度はわからないことばかりでしたが、2年目以降、自然に慣れていけたと思います。」
金子「成功体験や失敗体験などはありますか?」
秀さん「失敗体験、、、あまり思い出したくないですね(苦苦汗)。成功体験としては、単純ですがテレビで紹介されると反響が大きいので「ショートフィルムを観に行ってファンになったよ」という声を聞くと、PR担当としては『よし!』という気持ちにはなります。ただ、一言でPRと言っても、本当に多種多様な方法があるわけで、目的によってそれをどう組み立てていくかが大切ですね。それと、映画祭を開催し続けることにすごく意味があると考えています。もちろん毎年課題はたくさんあるのですが、ショートフィルムを大きなスクリーンで見られること自体貴重だし、そういう機会を作ることにやりがいを感じています」
金子「やりがいというと、今が映画祭前で一番の繁忙期だと思うんですが、仕事に対するモチベーションにも繋がっていきますよね」
秀さん「そうですね。あとは、映画祭期間中の監督や役者さん、お客さんとの交流は楽しいですね。応募してくださる監督さんや関係者の方もSSFF&ASIAに真剣にかかわってくださっているなと感じることが多く、そういった方たちとお話しするのは刺激になります。お客さんから「あの作品すごく面白かったよ」とか、自分が思っていた以上の感想をいただけることも多くて、それも嬉しいです。仕事における「やりがい」は自分で作っていくものだと思うの積極的なコミュニケーションを心がけています。ショートフィルムは、商業目的ではない作品も多く、作家性が強かったり、それこそ「いま・ここ」を伝える作品があり、そういう作品は観る場所も本当に限られていますよね。なので、より多くの人にSSFF & ASIAのことを知って頂きたいなと思います」
金子「ショートフィルムをもっと多くの人へ発信していきたいという思いが原動力になっているんですね」
<ショートフィルムへの思い>
金子「ずばり、秀さんの思うショートフィルムの魅力はなんですか?」
秀さん「短い時間の中に魅力が凝縮されているところです。やっぱり感動する、心にグッとくる作品と出会いたいじゃないですか?それは作品の長さには関係なくて、長編映画は余白の部分が作品にふくよかな感性を付与しているんだと思います。逆に短編はテーマやメッセージが一つに絞られているものが多いので、時間ではごまかせないというか・・・。料理みたいに、足すより引く方が難しいなって思うんです。いろいろ味を加えていって出来上がるものもあるけど、素材で勝負するみたいな。ショートフィルムには方程式があるんじゃないかなと。ショートフィルムを作るということは、監督や製作者たちがその方程式に自分のスタイルをはめていく挑戦と置き換えることもできるのではないかと感じています。」
金子「学生時代にSSFF & ASIAに行こうと思ったきっかけや印象に残っている作品はありますか??」
秀さん「世界中の珍しい作品を上映していることを知り、「まずは行ってみよう」と思ったことがきっかけです。100分強のプログラムの中で色んな作品を鑑賞できて、シンプルに「ショートフィルムって面白いな」と感じました。印象的だったのはジャック・レモンがペットショップの店主役で出演していた『Puppies For Sale』という作品です。たくさんのかわいい子犬の中から、わざわざ足の悪い犬を買いたいと申し出る少年の物語です。少年がどうしてもこの犬を買いたい理由が作品のオチになっています。泣けました(笑)。
金子「学生時代にSSFF & ASIAに訪れていた過去の自分が、今自分がそこで働いていることを、知ったら驚くでしょうね。どう感じると思いますか?」
秀さん「たまたまどこかの映画館でSSFF & ASIAのフライヤーを手に取ったことがきっかけで映画祭に足を運んだのですが、「あの時の経験が今の礎になってるんだから感謝しろよ。」と言ってくるのではないでしょうか(笑)」。
金子「模範解答のような素敵な回答ありがとうございます(笑)!」
<好きな映画について>
金子「他に印象に残っていたり、お気に入りのショートフィルムはありますか?」
秀さん「去年のグランプリ作品の『合唱』(Sing)は好きな作品です。SSFF&ASIAから米アカデミー賞オスカー作品がでたことは本当に嬉しく思っています!」
金子「長編で好きな作品はなんですか?」
秀さん「パッと思いついたのは、『タクシードライバー』です。サントラも買いました。高校生の時、松本のパルコのVHSのワゴンセールで友人と一緒に買った『110番街交差点』と『ワイルドバンチ』も印象的でした」。
金子「好きな映画の中の台詞などでもいいのですが、人生で教訓としている言葉はありますか?」
秀さん「 “一期一会”ですかね。『フォレストガンプ』の。仕事もそうですが、人との出会いは本当に大事ですね」。
金子「外回りも大切になってくるんですね。5月に入ると、映画祭の準備で本当にお忙しくしていると思いますが、仕事とプライベートの両立はどのようになされていますか?」
秀さん「オンとオフは切り替えています。オフを充実させることが仕事にも生きてくると思うので」。
金子「映画以外の趣味はありますか?」
秀さん「サッカー観戦と飲み歩きが好きですね。同僚の大竹がもつ焼き屋さんや喫茶店などに詳しいので、大竹ウォーカーを頼りにいろいろと街を散策しています(笑)」。
金子「では最後に、SSFF & ASIAで働いている仲間に一言お願いします!」
秀さん「なんでしょうね、、、。来年20周年なので、19回目の今年は来年に向けた更なる飛躍の年にしましょう!(笑)そして、これからもご指導ご鞭撻のほどお願いします!」
魅力的なショートフィルムの世界。それをより多くの人に知ってもらうため、PRマネージャーとして色んな角度から攻めていく秀さんのお仕事は、学生の私も見ていて勉強になります!
秀さん、ありがとうございました!
インタビューは何人かの方にさせていただくので、次回もお楽しみに!
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